離乳食の納豆、赤ちゃんは好んで食べてくれていますか?それとも嫌がりますか?
納豆は大人でも好き嫌いの分かれる食材ですから、赤ちゃんが嫌がっても仕方ない気もしますね。
しかし、納豆は離乳食レシピの本には必ず登場しますし、小児科では特に完全母乳の子に勧めることがありますので、
食べてくれないことに、焦りを感じたり困っているママさんは多いかもしれません。
今回は諦める前に試して欲しい食べさせ方の秘訣をご紹介します。
離乳食の納豆を嫌う原因

納豆を赤ちゃんが嫌う原因って何だと思いますか?
対策を考える前に受け付けてもらえない原因を探ってみましょう。
赤ちゃんはどのような嫌い方をしていますか?
①口元に持っていくと拒否される。
<独特の発酵臭が原因>
まさに匂いが嫌でお口に入れてくれない場合です。
発酵臭を改善できれば食べてくれる可能性があります。
②口には入れるけど吐き出される。
<食感や豆の味が原因>
おかゆが苦手な子に多いのですが、ネバネバとろとろしていることが受け付けない原因になります。
また、豆の味がそもそも嫌いということも考えられます。
どちらも調理法によって克服できる余地があります。
③見ただけで拒否される。
<美味しくないものという記憶が原因>
既にあげたことが何度かあると、見ただけでいらないって言われちゃうことがあります。
他の食材と上手く組み合わせて分からないようにしてみましょう。
3つのうち複数が原因になってることもありますよ。
嫌がる様子をまず観察して、対策方法を見つけましょう!
納豆の発酵臭対策バッチリなアレンジ法
納豆の独特の発酵臭は、感覚が敏感な赤ちゃんや子どもにとって、食材が傷んでいることを連想させることによって本能的に食べるのを回避させようとしてしまいます。
たしかに生の納豆は独特の臭いですが、火を通すことによって香ばしさへと変わるので、これを上手く利用してアレンジすると受け入れやすくなります。

<炒り納豆>
湯通しして刻んだ納豆はキッチンペーパーで軽く水気を取ります。
テフロン加工のフライパンに下ごしらえした納豆をいれ、表面が軽く焼けたら完成です。

<焼き納豆>
フライパンを出すのが面倒な時はオーブントースターを利用します。
アルミホイルに薄く下ごしらえした納豆を敷きます。
香ばしい匂いがたって、納豆の表面が少し乾いてきたら完成です。
焦がさないように気をつけます。

炒り納豆と焼き納豆はそのままおかゆにトッピングしても良いですし、野菜と合わせても良いですよ。
ただ、火入れすることで粘りもなくなるため単品では食べ難いです。
とろみのある他の食材と合わせてあげてください。
離乳食の納豆のネバネバ&味対策バッチリなアレンジ法
まずネバネバの対策ですが、基本的に下ごしらえの湯通しや湯がきである程度落とすことができます。
それでもダメな場合は前述のように火を入れます。
これで食べてくれれば良いのですが、食感も味も嫌だと言う場合もあります。
離乳食の完了期であれば、ケチャップやお味噌を少量つかって まぎらわすのも良い方法ですが、できれば調味料に頼ることは避けたいですね。
調味料を使わなくても克服できるアレンジ方法を紹介します。

<お芋納豆>
お芋類はやさしい甘さですが、どんなメニューでも味の主張が強いため、苦手な食材に少しずつチャレンジするにはピッタリです。
さつまいもでもじゃがいもでも どちらでも良いです。
お芋ではないですが、かぼちゃも納豆と相性が良いです。
~作り方~
①まずはお芋を必要に応じて裏ごししたり刻みます。
②大人のカレースプーン1さじのお芋に対し、ティースプーン半分ほどの下ごしらえ済み納豆を加え、和えたら完成です。
パサ付きが気になる場合は、お出汁を入れて調節します。
食べてくれたら納豆の割合を少しずつ増やします。
炒り納豆や焼き納豆でも美味しくできます。

<手づかみできるおやき>
手づかみ食べが始まったら、おやつにも使えるおやきはどうでしょうか。
この場合の納豆は、火入れした納豆でなくて良いです。
普段おやきを作っている場合はそこに下ごしらえした納豆を加えてください。
おやきの一例です。
~作り方~
①ボウルに軟米60~80gを入れ、小さじ1の小麦粉か片栗粉をまんべんなく加える。
②下ごしらえした納豆・しらす・すりごま・青のりをそれぞれ適量加え、ざっくり混ぜ合わせる。
③手でつかみやすい大きさに丸める。
④テフロン加工のフライパンで表面をこんがり焼く。
(もしくはクッキングペーパーにならべ、オーブンで焼く)

<チャーハン>
しらすや鮭、わかめ、ツナなど赤ちゃんの好きな具材にこっそり混ぜてみてはどうでしょうか?
火入れした納豆の場合は他の具材と一緒で良いですが、火入れしていない納豆の場合は先に炒めてください。
しっかり香ばしくしたところで他の具材と合わせます。
この場合も納豆は少量から始めます。

コチラの記事も参考にどうぞ!
離乳食の納豆を見るだけでイヤイヤが発動してしまう子には・・・
一番良いのは見た目に納豆が分からないようにすることです。
そして、出したことのない はじてめ与える お料理を出すことです。
お好み焼きやおやき、チャーハンは納豆が入っていることが分かりにくくオススメです。
甘いお味を好む場合は、お芋とのミックスを利用して、少しずつ慣れてもらうのが良いと思います。
ミックスをベースにおやきにしても良いです。
離乳食の完了期であれば、パン粉をまぶしてオーブントースターで焼いて焼きコロッケにすると、食感も新しく食が進みやすいですよ。
一番美味しくなるコツは、ママさんのニコニコ笑顔です!
手を尽くしても食べてくれないこともあります…
納豆の栄養素を他の食材で摂ることもできますから大丈夫!
あまり頑張りすぎないでくださいね。
離乳食のまとめ記事はコチラ