離乳食もいよいよ後期に突入ですね。
赤ちゃんの体も大きくなって、しっかりとしたおすわりができるようになってきました。
自分で食べたいものを選びとって、手づかみで食べている様子は、成長を感じられて嬉しいですよね。
この頃の赤ちゃんは食べることが大好きな子が多く、特に男の子はおやつもごはんも沢山食べます。
量だけでなく、パパママの料理にも興味津々。
可愛いからとついついあげていませんか?
食べ過ぎや濃い味付けは、赤ちゃんの体に負担がかかります。
今回は後期の量と味付けについてご紹介します。
本人は限界知らずかも?離乳食後期の食べさせる量の目安
大人は自分がお腹いっぱいになる量を知っており、まだ食べたいと思っても、腹八分目で止めることもできますね。
でも、赤ちゃんはまだ自分の限界やちょうどいい量がわかりません。
お腹がいっぱいだと感じて食べるのを止められる子もいれば、目の前にあるだけ食べてしまう子もいます。
ですから、ママは適量を目安に献立を立てましょう。
○軟飯 80g
○野菜・果物 30~40g
○タンパク質 卵 半分
肉・魚 15g
乳製品 80g
豆腐 45g
毎回量るのは大変ですから、一度量って見た目を覚えておき、その後は目分量で対応しましょう。
離乳食の後期、まだまだ味付けは薄味ですよ!
まだ消化器系が発達途中の赤ちゃんには薄味を心がけます。
調味料の使用量は大人の半分くらいが目安です。
パパママ用の料理を離乳食に使いたい場合は、一旦半分量の調味料で味付けをし、赤ちゃん用に取り分けます。
取り分けた後にもう半分の調味料を加え、大人用に味を整えます。
普段から濃い味付けを好んでいるパパママは、この機会を利用して、赤ちゃんと同じ薄味に慣れるのも良いかもしれません。
物足りなさを感じる場合、お出汁や薬味を利用すると良いです。
パパママと同じ物食べたい!そんな気持ちを大切にする献立

「パパママが食べているやつ、僕・私にもちょうだい!」という主張ありませんか?
家族の大切な団らんの時間に、欲しいと泣き叫んでいる赤ちゃんをなだめるのは、なかなか辛いものですね。
色々な食物に興味を持つのは良いことですし、できたら共有したいものです。
そこでオススメなのは、下味はごく薄くつけて調理し、食べる時に味を足せるよう、ソースやタレを用意する方法です。
*メニュー *
ポテトサラダ
マヨネーズや塩こしょうは半分くらいにします。
大人は食べる直前にマヨネーズや塩こしょうを足します。
出し巻き卵
醤油等の調味料は半分にし、出汁の量は変えません。
大人用に和風あんを別添えします。
出汁と醤油・砂糖を火にかけ、片栗粉でとろみをつければ出来上がりです。
お好みで大根おろしやかにかま等を加えても美味しいです。
バンバンジー
ささみを使用します。
食べやすいよう、一部を細か目にほぐしておきます。
タレは別添えで用意します。
焼き魚
塩をふらずに焼きます。
大人はポン酢や醤油を後がけして味を足します。
ステーキ
脂身の少ない赤身を使用します。
塩こしょうは少なめにし、大人は大根おろしやわさび醤油などで食べます。
ハンバーグ
下味はいつもの半分ぐらいにしますが、ハーブ類の量は変えません。
ソースは別添えにし、赤ちゃんに与える分にはソースはつけません。
少量のケチャップは与えて構いません。
みそ汁・豚汁
大人用に味付けしたら、赤ちゃんにはお湯で2倍に味を薄めます。

せっかくママがバランスよく作ったとしても、全部食べてくれないこともありますね。
後期といってもまだまだ食事に慣れる期間です。
作って出す時は内容・量といったバランスを考えますが、食べてくれる量にはあまりこだわらず、楽しく食べているか、きちんとモグモグゴックンしているかに重点を置きましょう。
また、パパママと同じものを欲しがったら、是非工夫して取り分けできるようにしてあげてください。
美味しいものを共有することは赤ちゃんだけでなく、パパママの気持ちも温かくしてくれますよ。
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