インフルエンザの予防接種は、毎年かなりの人が受けています。そのため、医療機関によってはかなり前の日から予約が必要だったり、予約可能な日にちが限られていることもあるでしょう。
そうなると、お子様のスイミングスクールの大事なテストの日程と重なってしまったり、体育祭の日程と重なってしまうこともあるでしょう。インフルエンザ予防接種の後に運動をすることは、問題ないのでしょうか?
接種後の運動は?

インフルエンザ予防接種のガイドラインには、次の記述があります。
「予防接種当日の激しい運動や大量の飲酒は避けましょう」
これはなぜかというと、インフルエンザ予防接種による副作用を発症する危険があるためです。
予防接種から30分~1時間は特に副作用を発症する可能性が高い時間です。
そのため、この時間は何かあればすぐに病院に行けるよう、安静にしておく必要があります。
また、もし副作用の症状が現れたとしても、その前に激しい運動をしているとそれが副作用によるものか、運動のせいなのかの判断が付きにくくなってしまうという理由もあります。
接種後のスイミングは?
では、スイミングは激しい運動にあたるのでしょうか。
スイミングは水の抵抗がある中の全身運動なので、激しい運動にあたります。
特に、リハビリなどの目的で行うような軽いものではなく、スイミングスクールの練習プログラムは結構ハードな内容になっていますので、インフルエンザ予防接種後にはお休みをするようにしましょう。
じゃあ、次の日は大丈夫?
では、予防接種の次の日の運動はどうでしょうか。
これに関しては、ガイドラインにも特に注意書きはないので普段通りに行っても問題ないでしょう。
通常、副作用の反応が起こるのが接種後30分から1時間、長くても24時間前後なので接種の次の日であれば副作用発症の可能性も低くなるということでしょう。
ただし、これには個人差があり、まれに接種から2~3日後に副作用反応が現れたというケースもあるので、しばらくは何かあればすぐに病院の駆け付けられる準備をしておくのがいいでしょう。
どんな運動なら問題ないの?
スイミングは激しい運動に該当してしまいそうですが、ではどんな運動であれば問題ないのでしょうか?軽い散歩や体育の授業程度であれば問題なさそうですが、もし心配があれば予防接種を受診する病院の先生に直接聞いてみるのがいいでしょう。
どの程度の運動を激しいと感じるかも人それぞれなので、疲労を感じない程度の運動にしておくのが安全そうです。