子どもの病気

インフルエンザ 子ども・大人タミフル副作用の症状

毎年、冬場に流行しては多くの方を苦しめるインフルエンザ、現在はこのインフルエンザの治療にはタミフルが用いられています。タミフルというと、数年前、タミフルを服用した10代の子供が異常行動を起こした上で亡くなってしまったことで一時期話題になり、10代へのタミフル処方を控えるよう指導が入ったこともありました。しかし、結局異常行動とタミフルの因果関係についてははっきりとは証明されていません。

現在はタミフルの使用は再開されていますが、実際タミフルは子ども・大人が服用しても問題ないのでしょうか?

そもそもタミフルってどんな薬?

タミフルとは、簡単に言えばインフルエンザウィルスが体内で増えるのを防ぐ薬です。

これによって症状が悪化するのを防ぎ、症状が早く治まるようになります。

現在は、インフルエンザ゙に対して最も効果の期待できる薬だといわれています。

 

タミフルには副作用はないの?

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2005年にタミフルを服用した10代の患者が異常行動をおこし、それが原因でなくなってしまいました。

その後も異常行動をおこしたという報告が相次いだために、タミフルを服用すると異常行動などの副作用があるのではといわれ、10代の患者へのタミフルの処方が控えられるようになりました。

しかし結局タミフルと異常行動との間に因果関係が認められませんでした。

現在では異常行動はインフルエンザの高熱によって現れた幻覚症状、またはインフルエンザ脳症によるものではないかという説が有力になっています。

 

異常行動のほかには吐き気や頭痛、手の震えから重篤なものになると蕁麻疹や呼吸困難、アナフィラキシーショックなどの症状がでたという報告もありますが、どれも極わずかです。

 

大人でもタミフルの副作用はある?

タミフル服用による異常行動から10代の患者の副作用の報道が続き、10代に対する使用が制限されたたためにタミフルの副作用が現れるのは、子どもだけだと考えている人もいるかもしれません。

大人にも体格に応じた量のタミフルが処方されるため、必ずしも大人には副作用が現れないというわけではありません。

ただし、小さい子どもに比べると体力がある分、症状が重篤化しにくいということはあるでしょう。

 

タミフル以外の薬はあるの?

タミフル以外のインフルエンザ゙治療薬としては、吸入薬のリレンザやイナビル、点滴薬のラピアクタがあります。

吸入薬のリレンザやイナビルは5歳未満の子どもへの使用はできないため、やはりインフルエンザ治療薬としてはタミフルが主流でしょう。