毎日赤ちゃんのお世話お疲れ様です。
産まれた直後はなかなか上手におっぱいや哺乳瓶が吸えなかった子が、もう離乳食開始なんて成長を感じますよね。
食は私たちが生きていく上で最も重要なことの一つで、体を作り、健康を維持するだけでなく、心を育み、人生を豊かにしてくれます。
そして誰かと食べる食卓は大切なコミュニケーションの場であり、リラックスできる場でもあります。
離乳食は母乳やミルクから幼児食、大人食へと移るとても大切な食で、栄養だけでなく精神的発達にも大事なステップとなります。
その第一歩となるのが「おかゆ」ですから、大事にしたいものですね。
さて、その「おかゆ」を初めてあげるとき、どんな心構えがあればよいのでしょうか。
はじめて離乳食のおかゆを与えるのに準備するもの

赤ちゃんに与える専用のスプーン、器、スタイなどはもうお揃いですか?
最近は離乳食用の調理器具セットや食器セットが売られています。
一回で揃うので便利ですが、一つ一つママがお気に入りを揃えるのも楽しいですね。
準備はママもワクワクして楽しんでください。
器はプラスチックでなければならないという決まりもありません。
キャラクターものでなくても、個性的な焼き物の器でもシンプルな単色の器でも構いませんよ。
ただ、買う時にはどんな消毒方法ができるのか、電子レンジには対応しているか忘れずチェックしてくださいね。
道具の準備ができたら、場所の準備をします。
できればいつも家族がお食事しているテーブルが一番良いです。
専用のチェアを置いて「ここがあなたの場所よ」と分かるようにします。
テーブル付きのチェアでとお考えでしたら、家族のお食事スペースに置きます。
食事は家族で楽しく過ごす時間だということを教え、食事に興味を持たせ、幸せな時間を共有しましょう。
はじめて離乳食のおかゆを与える時の6つのポイント
おかゆを与える時にはいくつか知っておくべきポイントがあります。
①はじめては1さじから
ずっと母乳やミルクだけを消化吸収していた赤ちゃんの体は、これから徐々に固形の食物から栄養を吸収できるように発達していきます。
そのため、発達に見合った質や量の離乳食を与える必要があります。
初期のおかゆは、まさにはじめの一歩ですから、未熟な胃腸に負担をかけないよう、1さじから始めましょう。
量は、翌日2さじ、翌々日3さじ・・・と1さじずつ増やしていきます。
また、珍しいケースでお米アレルギーもありますので、与えた後は様子を見ます。
②時間はご機嫌の良い午前からお昼頃
最初の食事の印象は大事です。
機嫌が悪い、眠い、遊んでいる最中など、無理矢理な食事にならないよう、ご機嫌の良い時を選びます。
また、食後体調を崩した場合に、小児科にかかる等の対応ができるよう、夕方や夜は避けましょう。
③無理をしない
無理は禁物です。
もし、嫌がるようなら下げます。
嫌がられないためにも、始める数日前からチェアや食器を触らせて、慣れて興味を持ってもらえるようにします。
また、パパママの食事を見て、興味をもったり、自分の口を動かしたりする動作が見られたら始めていいサインです。
④パパママはニコニコ笑顔で
一緒に食べる人たちの笑顔は最高の調味料です。
ぜひ、初めてのおかゆも、ニコニコ笑顔であげましょう。
⑤口元についた離乳食はガーゼハンカチで拭き取る
口に入れたおかゆが溢れてくると、ついついスプーンで掬いがちになるのですが、これはかぶれの原因になりますので、気をつけてください。
食卓には清潔はガーゼハンカチを用意し、汚れた口元はガーゼハンカチで拭いてあげましょう。
⑥上手く食べられないのは大正解!
離乳食は食事に慣れていくステップです。
胃腸の機能だけでなく、お口の機能も離乳食を経てだんだんと完成されます。
上手くできなくて大正解です。
離乳食おかゆ作りの手順

10倍がゆからスタートします。
10倍がゆとは、乾いたお米:水=1:10の割合で作ったおかゆのことです。
炊いたお米であれば米:水=1:5です。
わずかな1回分だけを作るのは難しいので、まとまった量を作って冷凍保存します。
なるべく数日中に使い切ります。
味付けはしません。

乾いたお米を使う
小さめで深さのある鍋にお米と水を加え蓋をし中火にかけます。
ぐつぐつと沸騰してきたら2分そのままにし、弱火にして30分ほど炊きます。
できたら、蒸らしつつあら熱を冷まします。
すり鉢などで米粒をつぶし、ドロドロ状にし完成です。

炊いたお米を使う
小さめで深さのある鍋にお米と水を加え蓋をし中火にかけます。
沸騰後2分したら弱火で20分ほど炊きます。
できたら、蒸らしつつあら熱を冷まします。
すり鉢などで米粒をつぶし、ドロドロ状にし完成です。
時間は目安です。
気温や鍋の形状、水の量によって変動しますので、加減して下さい。
お鍋で優しく炊き上げたおかゆはお米の甘みを引き出し、美味しく仕上がります。
離乳食 初期の あげる時間や量についてはコチラの記事を参考にしてください。
『離乳食の初期』あげる時間のタイミングと量は神経質にならなくてもOK

食べることになれるまで、吐き出したり、拒否したり、時にはひっくり返すこともあるかもしれません。
腹が立ち、悲しくなることもありますが、きちんとお食事ができるようになるのは2歳前後です。
気長に気楽にやっていきましょう!
離乳食のまとめ記事はコチラ