赤ちゃんは離乳食に慣れましたか?
それとも最近は興味が薄れてきてしまっていますか?
ママも毎日の献立に悩みますよね。
特に初期は使える食材が限られてきますので、飽きてしまって当然なのですが、そうも言ってられませんよね。
そんなマンネリしがちな定番食材の『バナナ・りんご・にんじん』についてアレンジ方法をご紹介します。
離乳食を唇でとらえ、飲み込むことができる子向け

下の前歯が生えたころの赤ちゃんは、スプーンから離乳食を唇で取り込み、舌を使って飲み込むことができるようになります。
離乳食を初めて間もない子もいれば慣れ初めてきた子もいると思います。
この頃はまだ、舌の機能が未熟で、口の中でまとめるのが難しいため、食べやすいようドロドロのペースト状にしてあげます。
初期の頃は他の食材と混ぜて新しい味にしたり、色を変えることで興味を持ってもらえます。
いつものペーストではちょっと食が進まなくなってきた時、こんなアレンジはいかがでしょうか。
野菜やおかゆを嫌がる場合にはコチラの記事も参考にしてください。


バナナとりんごのペースト
つぶしたバナナとすりおろしたりんごをお好みの割合で合わせ加熱します。
沸騰させないよう弱火でゆっくりと温めます。
ポコポコと湧き始めたら火を止め、冷まして与えます。
他のアレンジ法
①バナナ+じゃがいもorさつまいも
お芋の甘さとバナナの甘さは相性が良いです。
ただ、水分が少ないので、とろみを出すために水を十分に加えます。

豆乳バナナ
無調製豆乳:水=1:1に合わせ、そこにつぶしたバナナを加え弱火で温めます。
沸騰する手前で火から下ろし、ブレンダーやミキサーでスムージー状にします。
大豆アレルギーの心配があるので、初日は1口にし、様子を見てください。
他のアレンジ法
①ミルクバナナ
粉ミルクを使います。
普段通りのミルクを作り、薄めません。
バナナをつぶした後レンジで加熱し、ミルクと合わせてスムージー状にします。
バナナが苦手な子に慣れさせるのに良い方法です。
②豆乳バナナ+ほうれん草or小松菜
ほうれん草や小松菜葉を下茹でし、細かく刻みます。
下茹ですることで青臭さを少し落とすことができます。
豆乳バナナを最後ブレンダーにかける直前に刻んだほうれん草や小松菜を加えます。

食べ物の押しつぶしができる子
上下の前歯が揃いはじめたころの赤ちゃんは、歯茎を使って食べ物を押しつぶすことができるようになります。
食べることが楽しくなってくる頃でもあり、お口の動きもだんだん上手になってきます。
この頃の離乳食はドロドロではなく少し形を残して、歯茎を使って噛む練習をします。
味や食感を楽しみつつ発達を助けるようなアレンジをしたいですね。
中期以降は1品の中に色んな食感や味を含ませ、赤ちゃんが色んな刺激を受けられるようにしてあげると、楽しく食べられます。
バナナのパンがゆ
食パンの耳を切り取り、白い部分を程よい大きさに刻みます。
手でちぎるときは優しくしてパンがつぶれないようにします。
粉ミルクをいつもの濃度で作り、パンがひたひたになる位加えます。
薄めた無調整豆乳でも結構です。
適度に小さくしたバナナをのせ、電子レンジで温めれば完成です。
他のアレンジ法
①パンがゆ+にんじん
バナナの代わりににんじんを使います。
にんじんはあらかじめ柔らかく煮ておきます。
加熱した後のパンがゆにのせます。
②パンがゆ+りんご
バナナの代わりにりんごを入れます。
刷り下ろさず、細かく刻み、指で軽く押せばつぶれる位に茹でておきます。
加熱した後のパンがゆにのせます。
バナナのパンがゆにりんごを追加しても美味しいです。

りんごのパンナコッタ
ゼラチン3gを水でふやかしておきます。
牛乳50ccとてんさい糖大さじ3を鍋に入れ、弱火にかけます。
ポコポコと泡が立ち始めたところで火を止め、ゼラチンを入れよく混ぜます。
氷水をはったボウルに鍋底をつけ、ヘラで混ぜ合わせます。
あら熱が取れたら、適当な器に入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
りんごは刻みつぶし、レンジで加熱し冷やしておきます。
固まったパンナコッタにりんごをかけて完成です。
上記の作り方は基本ですので、生クリームや牛乳などは赤ちゃんに合わせて追加してください。
固さはゼラチン量で加減できます。
手づかみ食べが はじまった子

手づかみ食べの姿はとても可愛いですよね。
この頃になると少しずつ、魚や大豆製品、ひき肉が食べられるようになります。
にんじんやりんご、バナナはお食事よりもおやつに取り入れてみてはどうでしょうか。
手づかみが楽しくなるようなアレンジがいいですね。

にんじんのパンケーキ
にんじんは食べやすい大きさに刻み、レンジで温め柔らかくします。
にんじんの味が苦手な場合は、ひとつまみのてんさい糖とレモン汁少々を加えて温めた後、ペースト状にしておきます。
米粉大さじ6、ベーキングパウダー小さじ1、豆乳30ml、塩とてんさい糖それぞれひとつまみずつを混ぜ合わせます。
この生地に、にんじんを加えて焼き上げます。
他のアレンジ法
①にんじんのパンケーキ+りんごorバナナ
にんじんの味が苦手な子には食べやすいよう、りんごやバナナを混ぜます。
一方だけでもいいですし両方でもいいですよ。
りんごは細かく刻み、加熱しておいたものを使います。
バナナは刻み、必要に応じてつぶし、生のまま生地に混ぜ合わせます。
②バナナヨーグルトのソース
バナナを適度につぶし、無糖のヨーグルトと、ひとつまみのてんさい糖をブレンダーで混ぜ完成です。
パンケーキを持ちやすい形にしておき、ソースにつけて食べるという動作を教えてあげると、楽しく食べられます。
野菜系のパンケーキにはこのソースが合います。
バナナのふんわり蒸しパン
米粉1/2カップ、てんさい糖大さじ2、塩少々、ベーキングパウダー小さじ1、絹ごし豆腐80gを混ぜ合わせます。
あらかじめ刻みつぶしておいたバナナを生地に加え耐熱容器に入れます。
電子レンジ600Wで3、4分温めて完成です。
他のアレンジ法
①にんじんとさつまいもの蒸しパン
バナナの代わりに、にんじんとさつまいもを使います。
適度な大きさに刻んだら、電子レンジで加熱して柔らかくし、生地に加えます。
少し大きめに刻み、食感の違いを楽しめるように工夫しても良いですよ。
②りんごの蒸しパン
バナナの代わりにりんごを使います。
食べやすい大きさに刻んだりんごを生地に加えます。
離乳食で魚を使うときにはコチラの記事も参考にしてください。

赤ちゃん向けのおやつはヘルシーでお腹にも優しく栄養満点ですので、ママの体調管理にも役立ちますよ。
また、一緒に同じおやつを食べることで、ママと共有する喜びが生まれます。
味が薄い場合、パンケーキにはちみつやメープルシロップを合わるなどのアレンジをすれば、ママも美味しく食べられます。
お気に入りのアレンジを見つけて、一緒におやつタイムを楽しんでみてください。
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